あなたが離婚はしたくないと思っていらっしゃるのでしたら、出来るだけ早くご相談にいらして頂きたいと思います。時間が経過すればするほど、修復が難しくなるからです。 あなたが離婚はしたくないと心から願っていても、パートナーからの離婚の申し出を調停という形で突きつけられることもあります。 通常、離婚の決意は長い期間かかってのことですから、そう簡単に変わるものでもありません。 しかし、裁判を行っている時に変わった方もいらっしゃいましたし、弁護士をつけて離婚調停中に、やり直したいと思った方もいらっしゃるのです。 やってみなければ分からない。あなたが離婚したくないと思うのならあきらめないことです。
いろいろな困難に立ち向かう時、ひとりではなく、支えになる人がいるといないとでは、 精神的苦痛が全く違ってきます。 離婚調停も仕事や家事・育児に追われる普通に生活している中 で起きて来るのですから、かなりのストレスを抱える方が多いと思われます。 ぜひ、離婚問題に詳しい 夫婦問題カウンセラーにご相談下さい。
まず、相手方は協議による話し合いを続けず、なぜ、調停に進むかを考えてみましょう。
1、あなたが普段から話を聞く耳をもたない
2、相手の話を聞かず、離婚はしないの一点張り
3、お金の事は、調停で決めたいと思っている
弁護士を立てて来る場合は、離婚の意志が固い、もしくは、話し合いに自信が無いのどちらかです。
※妻もしくは夫から、別居や離婚の話が出た時点で、「この結婚はふたりの意志で決めたことだから、
今後どうして行くのかも、ふたりで話し合って決めたい。 弁護士や家庭裁判所を通さなくても必ず解決する」と、
はっきり伝えることが重要です。こちらの意志を伝えることで、それがブレーキとなり、ふたりで話し合うこともあります。
やり直していきたい場合は、弁護士や家庭裁判所が入らない方が良いですし、親ですら入らない方が良いこともあります。
調停は裁判と違って、弁護士に依頼しなくても本来は大丈夫なのです。 その上、調停は代理人がついても、
基本的には本人が出席しなければなりません。 本人が出席しなければならないわけですから、
調停で弁護士をつけることの一番大きな効果は調停委員に「離婚の意志は固い」と思わせることにあると思います。
調停は調停委員を通した話し合いの場ではありますが、そこは家庭裁判所ですから、法律の上にのった話し合いを求められます。
どういうことが行われるか、どういう仕組みかを学習してから臨みましょう。
離婚調停の呼び出し状には、調停委員に言いたいことを書き込む欄があります。
一般的には自分の考え等をその欄に記入しますが、少ししか書けません。 そこに別紙添付と書いて、
あなたの考えを別紙で提出することが出来ます。提出した文書は必ず読んでくれます。
調停の場で話をすればいいと考えずに、調停前にきちんと解りやすく書いた文書を提出することをお勧めします。
初めての場所で、緊張もする可能性もあります。あなたの印象を良くする必要もありますから、
文面や書き方には気を配って、調停委員が読みやすいように書きましょう。
調停が終了になるには以下のようなときです。
1、調停の取り下げによる
2、不成立(不調に終わる)
3、別居で成立する
相手方が離婚したい、あなたが離婚したくないとしたら 自分の気持ちを伝えて、どこまでも譲らなければ不成立になると思います。
相手方に弁護士がついていようと、基本的に話し合いの場ですから、お互いの合意がなければ離婚決定はしません。
ただ不成立になった場合、相手方がどうしても離婚したいとなれば、訴訟(裁判)へ持ち込むことが起きてきます。
そうすると、もっと修復は困難になってしまいます。
相手方の気持ちが変わって調停を取り下げ、離婚を考え直すとなれば一番よいのですが、なかなか難しい場合は、
せめて「別居で成立」に持ち込みたいところです。 「別居で成立」となれば、当分の間、訴訟など離婚に向かっての
行動はすることが出来ません。
別居で成立させるというのは、あなたの努力が必要です。相手方は裁判に持ち込めるような離婚理由がない場合を
除いては、不成立の方が有利であることが多いからです。
調停において、相手方に弁護士がついているからといって、離婚したくない方に弁護士が つくことは殆んどありません。 それは、弁護士が着手金をもらって依頼を受けても、弁護士がついたことで 相手方の気持ちがやり直しに変わって調停の取り下げをする人が殆んどいないからです。
当相談室のカウンセリングに関心をお持ちの方は、以下の記事で夫婦関係カウンセリングについて詳しく解説しておりますので参考にしてください。
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