ハラスメント系の相談を躊躇してはいけない

家庭内ハラスメント事情について

 

家庭内にもハラスメント(=弱い立場の相手に対する嫌がらせ・迷惑行為)というものが存在します。家庭内ですとモラルハラスメント(モラハラ)と言われるものです。DV(家庭内暴力)は比較的、他人の目に留まりやすいこともありますが、モラハラは見た目に変化がなく周囲の人が気づきにくいという側面がありますので注意が必要です。

 

モラハラの具体的な内容とは?

 

 

最近ではパワハラ、モラハラという言葉をよく見聞きするようになりました。具体的にどんなものかわかっていますか?そもそもパワハラとモラハラって同じじゃないの?と思ってしまいがちですが、実は違いがあります。

 

どちらも弱い立場にある人を「いじめる」・「嫌がらせする」という意味合いなのですが、パワハラは職場などの組織において、上下関係など優越性や能力を持ったものが自分の強い立場を利用して相手を威圧し、身体的暴力や精神的暴力で支配するというものです。モラハラは力関係にかかわらず精神面に対する嫌がらせするというものです。

 

家庭内のパワハラ具体例としては主に夫から女性へということになりますが、ちょっと意見をするだけでも大声で怒鳴り罵声を浴びせたり、気に入らないことがあると生活費を渡さないなどしておどかしたり金銭的に支配する、ということがあります。

 

モラハラはひとことで言うと静かな暴力です。例えば、「何をやらせてもうまくできないね」・「この料理美味しくないなぁ」・「なにも知らないんだね」など、パワハラのように大声を出すかわりに、静かですが相手の精神面を否定する言葉を発したり、弱点をあげつらねて嫌味を言う、機嫌の悪い時には相手が話しかけてきても無視したり態度が変わってくるなどが挙げられます。

 

ハラスメント被害は積み重なってしまいがち

 

「いつもニコニコして良い旦那様(奥様)ですね」と言われる人は家庭内での態度が違うことがよくありますが、実はこれもモラハラにあたるのです。

このように常に精神的な暴力や嫌がらせを受けていると「なぜ私はこんなに出来が悪いのか」と自分を責めるようになっていきます。他人に配慮し、責任感の強い人ほど自身を責めてしまう傾向が強く、「満足してもらえないのは自分が至らないから」と考えることにより、被害者である意識を持つことができないのです。たいしたことではない、と思えるような小さな傷ですが、積み重なった痛みに気がついた時には、どう修復していいかわからなくなり、心身に支障が出てくるケースが少なくないのです。

 

自身の心の傷に気がついたらぜひ専門家に相談を!

 

 

厄介なことに、ハラスメント行為をしている加害者は自分がそのようなことをしている自覚が乏しいのです。妻(あるいは夫)が傷ついていたり、嫌がっていたりしていることに気付かず、思い切って話したとしても「そんな些細なこと」と、相手にされず終わってしまいます。人は自身が嫌な思いをしたり傷ついたりすることには敏感に反応しますが、相手を傷つけることに関しては無関心ですし、気付くこともほとんどありません。つまりハラスメントは静かに継続しやすいということになります。

 

このため、少しでも被害者であると認識したならば躊躇せずに専門機関やカウンセラーに相談することをおすすめします。身内や友人に相談するのも良いかもしれませんが、「(ハラスメントの)原因はあなたかも?」のようにネガティブな反応が返ってきてしまい、理解してもらえなかったと落胆することになるかもしれません。専門家への相談により、直面している事実を客観的に判断し、被害者の気持ちを理解しようとしてくれるといったメリットがあります。

 

高橋知子横浜相談室では、モラルハラスメントなどにお悩みの方の夫婦関係修復相談や離婚相談も数多くお受けしています。相手に伝えたくても反応が怖くて何も訴えることができないなど、一人でお悩みの場合は、ぜひ一度カウンセリングを受けてみませんか?第三者の夫婦問題カウンセラーに相談するだけでも心が落ち着くこともあります。

 

モラルハラスメントが家庭内にあったとしても、全ての人が離婚したいと感じているわけではありません。苦しくて辛くて相談に行っても、初めて会う相談員に少し話しただけで「これはモラハラです。離婚するべきです!」と、言われても離婚に踏み切れないと当相談室へお越しになる方がいらっしゃいます。当相談室ではモラハラと即決せず、これまでの経緯など、ゆっくりとお話を伺っていきます。  まずは改善できる方法やモラハラに至る原因を見出します。それでも改善が見られない、相手が聞く耳を持たない場合は、離婚に至るケースもありますが、ご相談者の生活状況や、お子様の有無なども考慮し、じっくりと解決を目指します。

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