離婚することをいつどのように子どもに相談すればいい?

離婚することを子どもに相談していいの?

 

 

お子様がいるご夫婦での離婚については、特に子どもが離婚によって受ける様々な影響を考慮し、精神的・心理的な部分のサポートを気遣う必要があります。考えられる子どもへの影響は、ご家庭の環境によって様々ですが、

 

・家族が一緒にいられなくなることへの不安
・転校などによる生活環境の変化
・生活リズムの変化

 

などの心理的なストレスが挙げられます。
子どもの年齢にもよりますが、大人が受けるストレス以上に子どもが受ける心理的な不安やストレスは大きくなりやすいので、特に心のケアが必要かと思います。

 

また、親としては

 

どのタイミングで離婚を子どもに打ち明け、相談すべきだろう?

 

と考える人もいるかもしれません。 自分では離婚を検討しているが、子どもに「離婚しないで」と言われても今さら修復は難しい・・・、それをきっかけに子どもが非行に走ってしまったらどうしよう・・・など、子どもに離婚の意向を打ち明けるのに二の足を踏んでしまう方も少なくありません。

 

離婚することを子どもに相談しても、「自分はこれからどうなるのか?」「友達を離ればなれになってしまうの?」といった不安な気持ちになってしまい、大なり小なり生活面での影響が出てしまうかもしれませんが、あなたの気持ちがすでに「離婚する」と決定しているなら、自分の気持ちを子どもに説明した方が、子どもの理解度が深まりやすいかもしれません。同時に離婚に関する意見を聞く、という気持ちで話すほうが子どもの負担が軽くなるはずです。

 

子どもの意見を聞く時の留意点

 

 

子どもの年齢にもよりますが、中学生や高校生と言え、精神面ではまだ未熟な部分が多い年頃です。親の離婚に関しては「自分ではどうしていいかわからない」という気持ちを持ちながらも「自分が知らないところで勝手に離婚が決められるのはイヤだ」という気持ちもあるかもしれません。子どもからしてみれば、

 

どちらも自分にとっては大切な親

 

だということを忘れないようにしましょう。

 

また、離婚後の生活については、子どもではなかなか想像も理解もできない部分ではありますので、「どちらの親と一緒に暮らしたい?」などのように、2つに1つを選ばせるような負担を掛けるのではなく、「離婚後も定期的に会えるよ」「転校をしなくても大丈夫よ」といったように、子どもの不安を取り除くように打ち明ければ、子どもも理解を示すようになるでしょう。

 

仮に、自分自身が離婚を決意していたとしても、子どもに意見を求めたら「離婚しないで欲しい」と言われる可能性も十分にあります。離婚に至るまでの険悪な夫婦関係を身近に見てきた子どもなら、ある程度の理解を示すかもしれませんが、子どもは大人以上に感受性が豊かですので、子どもが離婚に対してどのように捉えるかをしっかりと確認して、不安やストレスを取り除くよう接してあげる必要があります。

 

離婚についてどの程度詳しく説明すべき?

 

離婚する前にはまず別居するという形をとることが多いと思います。日本人の特徴として、夫婦間の問題を子どもに説明するのが苦手なので、「もう一人の親と別れて暮らしているのだからなんとなく察してくれるだろう」とか「別居についても何も聞かれなかったからわかってくれているはずだと思う」など、自分の都合のいいように子どもの気持ちを解釈してしまいがちです。

 

感受性の強い子どもは親の顔色を見てその気持ちを理解しますが、離婚に対する説明がなされないと「どうして離婚になったの?」「家族で仲良く住みたいのに」といった疑問との葛藤や不安な気持ちを抱えて生活していくことになります。大切なことは、

 

子どもにも離婚に至った経緯や自身の気持ちを説明すること

 

この時、子どもを自分の気持ちに引き込もうとせず、できる限り中立な立場で説明することが大切になります。小さいお子様の場合、「どんなふうに説明したらいいかわからない」と放置されがちですが、そんな時には離婚を題材にした絵本を読んであげたうえで、自分のことを説明するとスムーズなのではないでしょうか?

 

そんな離婚を題材とした子ども向けの書籍を何点かご紹介します。

 

◎ だいじょうぶ!親の離婚 (子どものためのガイドブック) (日本評論社出版)

 

◎ ココ、きみのせいじゃない―はなれてくらすことになるママとパパと子どものための絵本 (太郎次郎社エディタス出版)

 

離婚に至る方の多くは、離婚は夫婦の問題と捉えがちですが、子どもにとってはかけがえのない両親が離ればなれになってしまうという一大事なのです。お子様の年齢により、離婚に対する説明やケアの方法は異なりますが、実際に離婚に至ればどちらかの親が離れて暮らすことになります。現実から目をそらさずに、しっかりとお子様と向き合って理解を得ることが大切です。

子どもにどうやって伝えたらいいの?
どのタイミングで打ち明けたらいい?
離婚を伝えたら子どもの態度が変わってしまった・・・

 

などとお悩みの場合は、お気軽に当相談室にお早めにご相談ください。
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★当相談室には、元教諭で児童心理学発達心理学にも精通する認定心理士が所属しております。

両親の不仲や離婚は、年齢を問わず深く心に影響し、それが様々な形で現れる傾向があるとされています。お子様の心の負担を少しでも軽くし、健全に成長できるよう共に支えてあげましょう。

お子様の事や夫婦関係でのお悩みや心配事がございましたら、専門カウンセラー天野玖実子にご相談ください!

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