離婚を決意した瞬間やきっかけは?

離婚のきっかけは人それぞれ

お互いを好きになり結婚を経て楽しい家庭を築いていきたい。ワクワクと楽しい思いを胸に、結婚生活に期待したことでしょう。しかし、いまや3組に1組は離婚する、というところまできているようです。愛し合って生活をともにしていた男女が一緒にいられないほど嫌いになり、ついには離婚してしまう・・・結婚生活の破綻を招くきっかけとはいったい何なのでしょうか。主なものを上げてみたいと思います。

性格や考え方の食い違いによる離婚のきっかけ

自分中心でなんでも妻任せ。共働きなのに家事や育児を手伝わない、など、家庭内の仕事のすべてが妻の負担となってしまい疲れきった妻をねぎらうこともなく、家でダラダラゴロゴロするだけ。また、妻が病気で寝込んでいるのに自分のご飯の心配しかしない、というのもよくある話です。妻を労わるくらいの思いやりはないのでしょうか。夫の実家との関係もあるかもしれません。夫が毎週のように実家に行きたがり、たまにそれを拒否すると機嫌が悪くなる、毎回手土産を持っていくなど、妻としては少々納得の行かないこともあります。妻の実家にも同様にしてくれるのならいいですが、自分の実家だけを大切に扱うようでは妻の不満も爆発します。いずれにしても妻は「自分を大切にしてくれない」と感じてしまうことになり、離婚を考えるきっかけとなるのです。

若くしてできちゃった婚により、交際期間も短くお互いのことをよく理解しないうちに婚姻届を出してしまったという場合。これも離婚のきっかけでは多いです。できちゃった婚ですと、交際期間も打ち切られ新婚生活というものがありません。赤ちゃんが誕生して家族が増えて家庭モード全開で生活していかなければなりません。しかし、若い父親は社会生活を十分経験せず、家庭を築く覚悟もないまま妻と子どもを経済的にも物理的にも守らなければなりません。これが経済的心理的に負担になり、ストレスの原因となるようです。若くても出産により母性が目覚め、良い母と良い妻を懸命にこなそうと頑張る妻としては子育ての手伝いをしない夫にストレスが溜まります。これが続くと喧嘩になり、そのうちにお互い嫌悪感がつのり離婚へ、ということになるようです。

いずれも性格の不一致や価値観、考え方の相違ということで大きくひとまとめにできると思いますが、始めは些細なことで口喧嘩にとどまっていてもそれが頻繁になるとイライラしたり相手の顔を見るのも嫌、ということになります。喧嘩をした時にどちらかが譲れている時は事が収まりますが、譲れなくなってしまい、何事にも共感できなくなってしまったら一緒にいることが苦痛になります。それがきっかけで異性問題が勃発し、離婚に発展することもよくある話です。

金の切れ目が縁の切れ目とはよく言いますが・・・

夫からの離婚のきっかけで多いものは妻の散財です。専業主婦の妻にクレジットカードを渡して家計を任せており、やりくりを信用していたので明細書もチェックせずにいたら、督促状が来てその金額にビックリした、というもの。友達と豪華ランチをしたり、ブランド品を買い漁って友達にセレブ婚自慢をしていたとか。散財が夫にバレた時に悪びれもせず「買い物して何が悪い?」という態度を取ると夫の堪忍袋の緒が切れるようです。

夫の金銭問題が理由、というのもよくあります。妻に内緒で勤めていた会社を辞めたり、転職を繰り返した挙句に給料が下がり続けて生活が破綻した、など仕事に対する不誠実な態度が離婚のきっかけになる場合もあるようです。家族に内緒で事業を始めるために借金し、それがうまくいかなくなって生活費を入れなくなってしまった、競馬やパチンコなどのギャンブルにハマり、遊興費のためにカードローンを繰り返していた、などです。子どもがいたら将来の事を考えて貯金をしたり保険をかけたりしたいところですが、夫の金銭感覚の欠如により家庭生活が破綻するという形も多いです。夫は被扶養者(妻や子ども)に対して生活を保持する義務があります。これらを忘れてしまった時に離婚という2文字が浮かび上がることになります。

離婚時における金銭問題についてはお金がない場合は離婚しない方が得策?もご覧ください。

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