離婚後は孤独を感じてしまうもの

離婚直後は一人の時間を満喫できたとしても、ある程度の時期を過ぎると、明かりのついていない家に帰った時や家の中で、一人でテレビを見ている時などに、人知れぬ孤独感にさいなまれる時期が訪れます。他にもたくさんの寂しさや孤独感を覚えることが多くなり、自分自身でも気付かないうちに、思わぬストレスを抱えてしまうことがあるようです。

 

人間関係の傷は人間関係で癒して

 

 

離婚後は、色々な意味で生活の変化が訪れます。 夫婦でお付き合いのあった友人や仲間は、離婚してパートナーがいなくなったことによって今までのような関係が持てなくなり、連絡が途絶えてしまうことでしょう。そうなると孤独感を感じることになり気分も落ち込みます。子どもを手放した人も同様です。いなくなって初めて気が付く部分も多く、これまで当たり前だったことを失う喪失感は、精神的に大きなダメージとなるケースも少なくありません。

 

特に、子ども関係の付き合いは思いのほか幅広いもの。子どもが自分の元から去った場合はそれらのお付き合いも徐々に疎遠になっていきますので、離婚する前よりもメールや電話はもちろん、ご近所との挨拶自体も減っていく傾向にあります。また、離婚をしたという後ろめたさから、まわりの人との連絡を取らなくなってしまいます。「今日は誰とも口をきかなかった」などとネガティブな思考に陥り虚無感に襲われることもあるようです。

 

離婚後の寂しさや孤独感を感じる理由

 

 

「バトルのようなつらい離婚を経て、束縛もなく自由な身になったのになぜか寂しい」という孤独感はいつまで続くものなのでしょうか。これはやはり気持ちの持ちように関わります。「バツイチ」という言葉が表現するように、離婚を「人生の中の悲しい出来事」と捉えるとどうしてもネガティブな気持ちにどっぷりとはまってしまい、離婚をマイナスとして引きずることになってしまいます。離婚したことにより家庭やパートナーやお金など、失ったものがあまりにもたくさんありすぎる、と考えると前に進むことができなくなります。

 

離婚後の孤独感から開放されるためには

 

しかし、視点を逆に持つと「失ったものがある代わりに時間や自由を手に入れた」とも考えられるのです。発想をポジティブに切り替えてみましょう。かなり気持ちが楽になると思います。今までは相手の行動に振り回されて自分の時間がなかったり、自分の思うように使えるお金もなかったのが、今度は自分の意思で自分の人生を充実させることができるのです。このように考えるだけでも晴れやかな気持ちになりませんか?

 

そしてうちにこもらず、積極的に外に出かけてみましょう。新たな環境へ飛び込むことで新しい友人や仲間ができると、そちらに気持ちや思考が集中します。一人でうつうつとする時間もなくなり充実感を得ることができます。そこまで積極的になれないという人は体を動かすことで気分を変えてみてはいかがでしょうか。

 

家の周りをランニングするとか歩いてみるなど、体を動かし汗を流すと自律神経が整い不安感が解消されます。はじめは気乗りがしないかもしれません。でも、意識的に動くことで寂しさや孤独感を克服することができることもあります。

 

ただし、あくまでも人間関係の傷は人間関係で癒すことが原則です。

 

離婚後の寂しさや孤独感が、なかなか払拭できないという状況であれば一度、高橋知子横浜相談室へお越しください。カウンセラー高橋知子がご相談者が置かれた状況や立場で、最善の解決策を一緒に検討いたします。カウンセラー高橋知子のプロフィールをご覧ください。

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